アラバ県 (Araba / Álava)
バスク州にある3県のひとつで、フランス領バスクを含めた歴史的なバスク地方の7県のうちのひとつ. カスティーリャ語とバスク語を公用語とし、公式表記は二言語をスラッシュ記号で併記したAraba/Álava.
古代ローマ時代には(現在のガリシア州など)とアキタニア(現在のフランス・ボルドーなど)を結ぶ道路としてアブ・アストゥリカ・ブルディガラムがあり、その沿線にアルバ(Alba)という領主の邸宅があった. この地は現在のサルバティエーラ/アグライン近郊のアルベニスである可能性があり、このアルバがアラバの語源であるとされることがある. エウスカルツァインディア(バスク語アカデミー)は異なる説を唱えている. エウスカルツァインディアは、アラバの初出は8世紀に書かれたムスリムの年代記がアラバ平原に言及したことであり、アル(al)というアラビア語の接頭辞に古バスク語のラウア(laua)を付けたものがカスティーリャ語のÁlavaやバスク語のArabaに発展したとしている.